しっかりケアしているのに肌にハリやつやがない?それもしかして肌の糖化かも!?

しっかりケアしているのに肌にハリやつやがない?

それもしかして肌の糖化かも!?

普段から肌のスキンケアをしているのに急にハリやつやがなくなったり肌のくすみを感じるようになったことはありませんか?

もしかしたら肌の「糖化」が原因かもしれません。

今回はその肌の糖化について説明していきます。

 

肌の糖化とは

「糖化」とは糖とたんぱく質が結合する反応のことです。

食事や間食等で糖質を必要以上に摂取すると血液中の糖濃度が高くなり、余分な糖が体内のたんぱく質と結合して変性することでなるAGEs(終末糖化産物)を生成してしまいます。

このAGEsが増えてくると様々な肌トラブルを引き起こす原因になります。

 

・糖化で起きる肌トラブル

①シミやくすみ

シミの原因はメラニン色素の沈着であり本来、肌のターンオーバーによって老廃物とともに排出され改善していきますがAGEsがたまっているとうまく排出されないようになり表皮にシミとなって残ってしまうようになります。

またAGEsが大量に蓄積されると肌が黄ばみや透明感の低下を引き起こすため肌のくすみを感じるようになります。AGEsが多ければ多いほど褐色気味になりやすくなります。

 

※カルボニル化(ALEs)

糖化以外にも肌が黄ばみを帯び、くすみを感じることがあります。その原因の一つが「カルボニル化(ALEs 最終脂質過酸化産物)」です。

たんぱく質と余分な糖が結びつく糖化とは違いたんぱく質に酸化した資質が結びつくことで「カルボニル化」が発生します。

糖化よりも黄ばみが強く感じるためより注意が必要です。

 

②乾燥肌

糖化によって徐々に乾燥肌が進行します。肌の保水力が失われるのに加え血液と血管の糖化によって血行不良を招くためすみずみまで栄養が行きにくく乾燥肌になりやすくなります。また肌の保湿成分の生産を助けているのは主にたんぱく質ですが糖化によってたんぱく質がとられてしまい肌の保湿成分の生産が阻害されてしまいます。当然、乾燥肌がひどくなると肌荒れの可能性も高くなりますし糖化によって肌のターンオーバーも阻害されているため肌荒れが回復するのも遅くなります。

 

③しわやたるみ

しわやたるみは加齢によって発生すると考えている方も多いと思いますが、糖化によってもしわやたるみといった肌トラブルがおこります。糖化を起こすと古い角質などが排出されにくくなり肌のハリなどが失われ肌のごわつきなども感じるようになってしまいます。

糖化は肌だけでなくさまざまな部位に悪影響を及ぼし健康に深刻な問題を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

 

・糖化をしやすい人の特徴 

①食後の血糖値が高い方

食後の血糖値が150〜200を超えている場合は糖化が進んでしまいます。

普段の血糖値が低く正常な状態であっても食後に高ければ糖化はすすみます。食後2時間の血糖値の正常値の目安は140未満とされています。

 

②早食いをする方

早食いは糖質の消化と吸収が通常よりも早く進行し、血糖値の急上昇を招きます。また早食いは満腹を感じる前に食べ過ぎてしまうこともあり健康的にもよくありません。

 

③甘いものや果糖ジュースをよく食べたり飲む

糖化はたんぱく質と余分な糖から起きるため、糖を摂取しすぎると当然ながら糖化しやすくなります。また人の体に必要な糖は思っている以上に少ないため、甘いものを少しだけしか食べていなかったとしても必要以上に糖を摂取していることがあります。

 

④一度の食事で一気に食べる方

空腹時に一気に食べると血糖値の急上昇しやすくなりAGEsの生成を促します。

 

上記の点が当てはまる方は肌の糖化が進行している可能性があります。

上記に当てはまっていて自身の肌にしわやたるみ、くすみを感じていない方もいるかもしれませんがAGEsは多く生成されればされるほど肌トラブルが起きやすくなるため今が大丈夫だからと安心していても急に表皮に現れてくることもありますので上記に当てはまる方は注意しましょう。

 

肌の抗糖化をしていこう!

肌が糖化しないように様々な対策をして肌トラブルがおきないようにしてきれいな肌を維持していきましょう。

そのために以下のことを意識して「抗糖化」していきましょう。

 

①栄養バランスのとれた食事をし食べる順番も考える

肌の糖化が一番進むのは血糖値が急激に上昇する際です。

血糖値の急激な上昇を防ぐのはバランスのいい食事で、一気に食べるような早食いはやめてしっかりよく噛み食べましょう。また血糖値の上昇割合の低い食品もあり急激な上昇を防ぐ効果が期待できるため、食後の血糖値がすごく高い方は試してみてもいいかもしれません。

(例)【主食】パスタ(低GI値)米、そば(中GI値)食パン、うどん(高GI値)

※GI値=血糖値の上昇割合を数値化したもの

食事をする際に先に野菜を食べることにより炭水化物の急激な吸収を防ぐことができます。間食やジュースをよく飲む方はできる限り量を減らすようにしておきましょう。

 

②糖化を防ぐ栄養素を摂取する

抗糖化には様々な栄養が必要で効果も変わってきます。

いろいろな栄養を取るようにしていきましょう。ビタミンCやコラーゲンは肌の生成や修繕に必要不可欠な栄養素で鉄分、カテキンはAGEsの生成を阻害する作用があります。

食物繊維には血糖値の上昇値を抑えてくれます。

 

③肌のターンオーバーを促す行為

肌の代謝を上げることにより新たな肌をどんどん生み出し正常な周期で生まれ帰れるようにしていきましょう。

それにより古い角質等のない肌になり肌トラブルがおきにくくなります。また肌トラブルが起きにくいだけでなく起きた際にも回復しやすい状態にもなります。 

肌のターンオーバーを促すには「規則正しい生活習慣、ストレスを溜めない、適度な運動、バランスの良い食事等」があります。

 

④お酒・たばこを控える

お酒を飲むとアセトアルデヒドが生成され、このアセトアルデヒドはAGEsのもととなる物質で糖化を促進させてしまいます。

またお酒に弱い方は要注意です。お酒が弱い方はアセトアルデヒドの分解も遅く、さらにAGEsの生成量が増えてしまいます。

たばこについてもAGEsの生成を促す活性酸素を増やすため糖化を進行させます。

 

⑤保湿

糖化が進むと肌が乾燥肌になりやすくなりますが、その乾燥を防ぐために保湿をすることが重要になります。

肌の乾燥はあらゆる肌トラブルを招く要因であり、できる限り防がなければなりません。しかし糖化が進むと乾燥肌になってしまうため保湿をすることで物理的に肌に潤いを与え肌トラブルが起きないように対策をしてあげましょう。

 

まとめ

糖化は通常の肌トラブルとは別の原因から発生するため別の肌トラブルと感じるかもしれませんが、対策に関しては普通の肌のスキンケア同様の対策がほとんどで一緒に対策することができます。

また抗糖化は抗酸化の対策にも多く作用していて老化対策になります。

これから年末を迎えおいしいものを食べる機会が多かったり、夜遅くまで起きて生活習慣が乱れてしまったりと肌が荒れやすい時期がきています。

そこで重要なのが丈夫な肌作りです。普段からしっかりと保湿・洗顔・紫外線対策などスキンケアをしっかり行い丈夫な肌を作りましょう。

 

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